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ドア・イン・ザ・フロア 

111

映画の日の恵比寿ガーデンシネマはさすがに混んでました。50分前行って111番。ここはレディースデーもないので、1日は毎月こんな感じなんですね。

原作はジョン・アーヴィング(サイダーハウス・ルール)の小説。その前半部分を映画化したもの。
作家ジェフ・ブリッジスとその妻キム・ベイシンガーには深い溝があった。妻は子どもの死を乗り越えられないでいた。。。二人には幼子の娘(エル・ファニング)がいたが、妻はすでに母業を放棄した状態。しかし、夫が作家志望の高校生を夏休みの間、助手として招いたことから、家族のありようが少しずつ変化していく。


タイトルの「床にあるドア」は、人間の心の中の闇や恐怖を象徴してるもの。ちょっと哲学的ですよね。夫婦の物語ではあるけど、全体的には人の心の弱さを描いているような気がしました。お互いに痛みは理解できても、それを癒す方法が見つからない夫婦。そのもどかしさはどうしようもありません。映画に映し出されるものの行間を読み取るような作品でした。そういう意味ではちょっと掴みにくい部分もありますが、なにより役者が素晴らしかった!!

作家ではあるけど仕事はさっぱりで、絵のモデルにしたてた人妻にうつつを抜かし、高校生への指導も適当なジェフ・ブリッジス。でも、娘を心から愛し、実は”心ここにあらず”の妻を一番心配してるのも彼だった。その辺のいい加減さと優しさを兼ね備えた男を演じられるのもジェフ・ブリッジスならでは。かなりむさ苦しい外見ではあるけどやっぱり好きです、彼の声や雰囲気(^^)。ビッグ・リボウスキみたいな怠惰な振る舞いや生活ぶりに呆れつつも、女遊びの果てに、女に追いかけられて砂浜を全力疾走するジェフさんはなかなかかっこよい(笑)足もよく上がってるし走りもけっこう早い。劇中のスカッシュシーンも様になってた。50過ぎてもしっかり鍛えてるんだなあ、やっぱり俳優なんだなあと感心してしまった。

虚ろなキム・ベイシンガーは美しい。冷たいくらい。高校生の男の子が恋をしてしまうのも不自然ではない説得力がありました。そしてその高校生を演じたジョン・フォスターという少年がすごくよかった!登場したばかりのころは、苦労知らずのボンボンだったけど、作家の家に来てから、精神的にも肉体的にも大人になっていく。その表情が、映画が終わる頃は、立派な男の顔になっていた。この若さで奥深い演技ができるなんてちょっと今後に期待です。(二人のベッドシーンに大きなボカシが出てきて、かえってしらけてしまいました。かなり変です。)

期待といえば、ダコタ・ファニングの妹のエル・ファニングもすごい!お姉ちゃんのほうは、どちらかと言うと、クサイ演技が鼻につくけど、この子は本当に自然体。5歳の可愛らしさと自然な演技にビックリです。恐るべしファニング姉妹!

この映画で、この少女はこの環境の中でどんな風に成長していくのだろうと、彼女の幸せを願う心境になりました。パンフを読むと、小説の後半は、その後作家になったこの娘の人生が描かれているようです。続編も映画化できたらかなり面白いと思いました。

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