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セントアンナの奇跡 

セントアンナ

160分の長編です。
しかし、ぜんぜん中だるみはしませんでした。
第2次世界大戦の終戦間際、イタリア、トスカーナ地方で実際にあった
セントアンナの虐殺という事件を背景に描かれた作品。

当時、実在したアメリカ軍の黒人だけの歩兵部隊バッファロー・ソルジャー。
彼らはイタリア最前線に送り込まれる。
敗戦色色濃くなったムッソリーニ政権のイタリアを占領しようと、
ナチスの手があちこちに迫っていた時代。
ドイツ軍の奇襲攻撃から逃れた4人の黒人兵士は軍からはぐれてしまう。
そこで出会う小さな少年。
少年はナチスの行った大虐殺の生き残りだった。

怪我をした少年が、生まれて初めて大きな黒人を見ていったイタリア語の台詞、
”グランデ・ショコラータ”
この台詞が可愛くて。。
この少年がまるで妖精のように不思議な空気を醸し出してます。


少年と黒人兵士の友情。
アメリカ軍における黒人差別。
アメリカとドイツ軍の戦い。
イタリアのパルチザン(ナチへの反乱軍)の中での裏切り。
そして、こんな状況に起こる数々の奇跡。

映画の長さにあわせるように内容も盛りだくさんでしたが、
少年と兵士たちのゆくえに目が離せませんでした。
それにしても、アメリカ軍やアメリカ市民の黒人への偏見と差別には驚くばかりです。

イタリア人には黒人差別という意識は存在しなかったそうで。
『自分たちはアメリカのために戦ってるのに、軍にいるより、
こうしてイタリア人の中に居るときのほうが自分自身になれる。自由でいられる。』

黒人兵士の言葉が心に残ります。


台詞は英語、イタリア語、ドイツ語。
黒人兵士の中にイタリア語に通じる兵士がいたり、
彼らをかくまってくれたイタリア人家族に英語を話せる女性がいたり。
でもほとんどが英語を話せないイタリア人。
イタリア語が話せないアメリカ人。
少年と体をタップしてコミュニケーションを図るシーンも印象的。
英語が話せない父親が、イタリア語と英語を混ぜて「Io go!」(行こう)
などといって、アメリカ兵に「おお、英語話してるぜ」なんていわれるシーンは楽しかった。

戦闘シーンはかなりリアルで、R15の所以はそこでしょう。
でも戦争の残酷さ人種差別と、人間の暗い面ばかりに目が行きそうなお話しを、
少年を通してファンタジーなつくりにしてるところが救いかなと思います。
多少話しが出来すぎであっても。



セントアンナの虐殺があったのが、1944年8月12日。
映画を見たのは2009年8月12日。
ちょうど65年前の今日だったのか・・・。
パンフを見ながらしみじみしてしまいました。
イタリア語を通じて知り合った友人との映画鑑賞でした。




コメント

8月12日だったなんて、ここにも「奇跡」を感じるような^^v

戦闘シーンや虐殺シーンでは思わず涙がでてきました。
人は殺し合うために生まれてきたわけではないのにね。
それぞれが母国語で神に祈るシーンも印象的でしたね。

■soraさん
偶然とはいえ、不思議な感じがしました。
それもsoraさんと一緒に鑑賞ですものね。
またひとつ映画で歴史を確認できました。

英語、イタリア語の台詞もちょっと嬉しかったですね。
ニコーラももうちょっと登場してくれたらよかったのに~~(^^

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