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息子の部屋 

musukono
2001年。イタリア。
原題は La stanza del figlio

公開時はあまり興味なかったのですが、ジャスミン・トリンカ(輝ける青春、イタリア式恋愛マニュアル)が出てるイタリア映画だったことを思い出し、借りてきました。

ある家族の物語です。
幸せな4人家族に襲う突然の不幸。息子の事故死。
愛するものをなくした家族が、その悲しみを乗り越える姿が淡々と描かれています。

この映画で一番興味深かったのは、主人公の父親が精神分析医というところ。
(主役は監督も兼ねたナンニ・モレッティ)
自己コントロールできない患者たちの話は、とりとめもない。
その悩み、弱さを医者の前でさらけだす患者たちの話はリアルで、
それを親身に聞いてあげる主人公の受け答えも興味深い。
しかし、大変な仕事だ。
そんな父親も、息子の死によって自分自身のバランスがとれなくなってくる。

また、自己嫌悪にとりつかれ死まで口にしてた患者が、
ガンの宣告を受けて生きることに執着しはじめる。
カウンセラーはもういらないとまで言い出して。

当たり前のことかもしれないけど、人間の精神のバランスって、
微妙なところでゆれるものだと思った。


後半で、息子が文通してたガールフレンドの女の子が登場します。
何も知らなかった両親は息子の知らない一面に触れて明るい気持ちになるのだが。

ああ、人生なんて意外にあっけらかんとしたものかもしれないって思いました。
こっちはこんなに辛いのに、周りはお構いなしで動いていく。飄々とした顔で。


奥さん役の女優さんが魅力的な人でした。
いつも思うけど、イタリア映画は女優さんが光ってる☆
ジャスミン・トリンカは少年の高校生のお姉ちゃん。
ホッペが赤くて、素朴な感じが可愛いです♪
試着室で弟を思い出し、急に泣き出すシーンには感動しました。

ラストシーンの朝の海がキレイでした。


*2001年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した作品。

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