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告発のとき 

kokuhatunotoki

実話を元にした物語。
ドッカ~~~ンと胸に迫る映画でした。
国旗を逆さまに掲げるってどういう意味があるのか初めて知りました。
『助けてください。この窮地から救ってください』という意味だそう。


もと軍警察官だったハンク(トミー・リー・ジョーンズ)のもとに、イラク戦争から帰還した息子が行方不明になったと一報が入る。軍規約に反するなんて、自分の息子にはあり得ないことだと、ハンクは自ら息子を探す。とき同じくして、ある兵士の惨殺死体が発見される。それは息子なのか?
閉鎖的な軍警察と対立しながら、ハンクは地元の女刑事シャーリーズ・セロンの協力を得て独自に調べるが、調べていくうちに予想もしない事実に直面する。
サスペンスタッチに進みながら、その奥にある信じられない闇の部分に驚かされる。
イラク戦争がもたらした悲劇、矛盾。
どこに何をぶつけたらいいのか。

脚本は「クラッシュ」のポール・ハギス。
納得です。上手いです。
片時も目を離させない流れ。
登場人物の怒り、異常さ、苦しみ、いい加減さ、そういうものがとにかくリアル。
ことの重さが胸に迫ってきます。
こういう映画をサミット会場で世界の首脳陣が見たらどう思うのだろう、なんて思ってしまった。

トミー・リー・ジョーンズって何やっても自然にはまる人ですね。
生真面目で几帳面な男を、セリフ以外の生活習慣で何気なく見せてくれるのですが、それだけで彼の人柄が伝わってきます。
そしてさらに素晴らしかったのが、男社会の中で毅然と仕事をこなす女刑事シャーリーズ・セロン。
「モンスター」でキャラクター俳優であることを実証し、そのあとの「スタンドアップ」では感動の演技を見せてくれました。今回もシングルマザーである母の部分と、まっすぐに仕事に向かう強い部分を見事に演じてます。地味だけどカッコいいです!

しかし、ここに描かれていることは今もなお現在進行形のことだとしたら。
何とかしなくちゃダメだよ~と誰だって思うはず。
でも何をどうしたらいいんだろう。
戦争は人間を芯から壊してしまう。
帰還した若い兵士が「イラクへ戻りたい」と言った言葉がショックでした。

ラストシーンでハンクは国旗を逆さまに掲げてテープでくくりつけます。
彼の心の叫びが伝わってきました。



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