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輝ける青春 

輝ける青春


2003年。イタリア映画。
2本組み、6時間の長編ドラマです。
2日に分けて見ましたが、終わった後ちょっと放心状態。。。

大きなドラマがあるわけではないのですが、
決して中だるみすることもなく、わざとらしい演出もない。
なのにそれぞれの登場人物に感情移入し、
どうかみんなが幸せであってほしいと夢中になって見てしまいました。


1966年から2003年、ローマに住むある家族の37年を描いた物語。
主人公は一つ違いの兄弟、ニコラとマッテオ。
二人とも優秀な大学生で、すごく仲がいい。
しかもどちらもハンサム。
とくに弟のマッテオはとってもハンサム。
寛容で明るい兄と、繊細でちょっと融通の利かない頑固な弟。

二人の人生を軸に、両親、姉妹を中心に、彼らをとりまく人々とのつながりが、
丁寧に描かれていきます。
小さな出来事、人生を変える大きな出来事、
彼らはさまざまな出来事を重ねて生きて行きますが、
そこには親子、夫婦、兄弟、恋人との、愛と葛藤があり、
彼らは絡み合いながらも絆を深めていきます。

60年代後半といえば日本でも学生運動がさかんだった時代。
ここイタリアでも学生運動があり、70年代の初めには「赤い旅団」と言われる
当時イタリアを震撼させたテロ組織の活動もあった。
ニコラとマッテオはまさにその時代を生きた若者たち。
そして66年にはフィレンツェではかなりの被害をもたらした洪水があったことを知ります。
この洪水は当時、国をあげて復興を目指したそうで、
こうしたイタリアの歴史もちょっと垣間見ることができました。

このドラマのすごいところは、登場人物がその37年間を演じきってるところです。
感動的なのは、子どもがどんどん成長していくこと。
まるで自分がその子どもの親か親戚になった思いで、
その成長を見守り喜んでしまいました。
そして、こうして人の37年の人生を6時間という短い流れで見ると、
子どもの存在がこんなに大人に大きな影響を与えるものかと、感動もひとしおです。

さまざまな境遇の人が登場します。
中でも私が一番心に残ったのは、学生だった二人がボランティアで訪問した
精神病棟で出会った少女ジョルジア。
二人は彼女を救おうと、父親に合わせる旅に連れ出すのですが、
その計画は思いがけないハプニングで壊されます。
この事件がきっかけとなり二人の将来は分かれていくのですが、、、

この少女の表情が忘れられません。
演じたのは「イタリア式恋愛マニュアル」の1話に登場した美女ジャスミン・トリンカ。
素晴らしい演技でした。
精神に障害を持つ彼女が、マッテオに対して恋心を抱き、
それがやがて彼女自身の自立につながっていくところは感動的。

このドラマを見て思ったのは、イタリアの俳優さんの目力。
それは大人だけでなく子どもおばあちゃんも。
カメラをアップにするシーンはどこも息を呑みます。
意思の強さ、情熱、心を見透かされそうな眼差し、また、哀しみを湛えた目、
彼らはみな目で語る人ばかりですっかり魅了されました。

そしてなんといってもこのドラマの最大の注目は次男マッテオを演じたアレッシオ・ボーニ!
この俳優さん、先日イタリア映画祭で堪能したばかりの「カラヴァッジョ」を演じた俳優さんでした。
あの映画では長髪で髭でいつも泥々の顔だったので、
はっきりと顔立ちを眺めることができなかったのですが、
こんなにステキな人だったとは!と嬉しいおどろき★
頭がよくて、繊細で、頑固、素直に心を開くことができないマッテオ。
大学を中退して軍隊に入り規律の世界で生きようとする。
家族とは明るく接しながら、一人になると闇の孤独と闘うマッテオ。
そんなマッテオに見事にはまるアレッシオ・ボーニ。
美しい人です。
マッテオ


このドラマ映画、レンタルしてみようと思ったのですが、レンタルショップにはなく、
なおかつ見た人の評判がかなりよかったので、思い切って買ってしまいました!
でも、くり返し見たくなる映画です。
ちょっとタイトルがベタだけど(^^;
ローマ・フィレンツェ・ミラノ・トリノ・・・シチリアと
イタリアを旅するように、風景を見ることができるのも嬉しいステキな映画でした。

コメント

こんにちは。

この作品、前から気になっていました。ショップのレビューでも評判いいですよね。でも6時間か~と迷っていたんですけど、やっぱり一度見てみようかなという気になってきました。

■halesolaさん

いい映画でしたよ~~。
見るまでは6時間という長さに構えてしまいましたが、
テンポもよくお話も面白く、まったく長さを感じさせない映画でした。
ちょこっとでも、聞き取れるイタリア語に出会うと嬉しいですよ♪
オススメです!

はじめまして

確かに邦画のタイトルは…(汗) 兄を演じたLuigi Lo Cascioがいい!という中、私はatsukoさん同様、Alessio Boniに一目ぼれしてしまいました。以来彼の作品を遡ってみていますが、彼は現代物のほうが持ち味が存分に活かされているような、そんな気がしています。拙ブログのItalian Filmカテゴリーにて、レビューを書いていますので、宜しければまたお立ち寄り下さいね。

■amoreさん
こちらにコメントありがとうございます☆
アレッシオ・ボーニさんは、今年のイタリア映画祭の「カラヴァッジョ」で初めて知った俳優さんです。
しかもずっと見たかったこの映画にも出てたことを知って、とっても嬉しかったです。
このマッテオ役の彼は素敵でした~。
とくに軍隊に入って髪を切ってから・・・
彼に関する情報(いくつなのかとか)まったくわからないのですが、
これからいくつか作品を見てみたいと思ってます。
現代ものがオススメなんですね♪
これからちょこちょこお邪魔すると思います。
よろしくお願いしますね。

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