スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ベン・ハー (1959) 

bh
3時間半の大作。2本組みDVDです。
2枚がくくられてタイトルが見えにくくなってて、前回お店で見つけられなかったみたいです。

50年近く前の映画とは思えません。アカデミー賞11部門を獲得したことも頷けました。
5年の歳月と莫大な予算をかけて作られた迫力の映画です。
内容は1925年版の無声映画でチェック済みだったので、よりわかりやすかったです。

ローマ帝国の圧政時代。ユダヤの王子のベンハーが、かつての幼馴染のメッサラの仕打ちによって奴隷船に送られ、過酷な運命に翻弄されながらもたくましく生き抜く姿が描かれてます。
ベンハーとメッサラの友情の亀裂、圧倒的なローマ帝国の力、悲運のベンハーとその母と妹、注目される馬車競技のシーンと見所は満載で、長い映画にもかかわらず中だるみさせるところがないのはすごい。

しかし、25年版と59年版の2本続けて観た率直な感想は、これはベンハーの物語ではあるけど、本当はイエス・キリストの物語なんだな~ということ。
物語の中でキリストは誕生し、彼の教えと癒しはひたひたとエルサレムの人々に伝わり、いつしかローマの脅威となる。そしてキリストは十字架にかけられその最期を迎える。
ベンハーの人生と寄り添うように描かれるキリストの生涯とその奇跡。
メッサラへの復讐だけを心に刻んで生きてきたベンハーは、キリストの死をきっかけに復讐心が静かにおさまった自分に気付きます。
宗教的なことはわかりませんが、人を愛すること、憎しみの念からはなにも生まれないことなど、人としてあたりまえのことをキリストの教えを通してこの映画は語ってるような気がしました。この映画でも、キリストの顔が一度も映らないところがいい。

メイキングも見応えありました。
チャールトン・へストンとメッサラ役の役者さんが仲良く談笑してるところなどは面白い。
ベンハー役にはたくさんの名が挙がったようです。
まずはじめに挙がったのはポール・ニューマン!あとマイケル・ダグラスにバート・ランカスター。

でも、一番面白かったのは原作者のお話。ベンハーはまったく架空の人間なのだそうだ。
そもそも原作者のルー・ウォーレス(アメリカ人)は、旧約聖書から3人の賢者が、救世主となる子どもが生まれるという予言のもとに旅する物語を書き始めたそうだ。1876年のこと。そこへユダヤの王子の話を入れようということになった。テーマはローマ人とユダヤ人。
ウォーレス は実はそんなに信心深い人間ではなかったそうだ。ところが執筆中、旅先で知り合ったある有名な学者との出会いが物語を大きく変えた。その学者は「神も天国も、どんな宗教も信じない」学説を説く学者だった。あまりに極端なその無神論に圧倒されたウォーレスは逆に神に対する想いを強く揺さぶれたのだそうだ。だからこの物語の陰には、キリストが大きく存在するのだな~と実感。後に彼はカトリックの洗礼も受け信者になったということです。面白いエピソードですね。


主演のチャールトン・ヘストンは誠実で勇敢。ベンハーそのものです。
私より年上の女性に好きな俳優は?と聞くと、
「ベン・ハー」のチャールトン・ヘストンと応える人の多いことにも頷けます(笑)
しかし現実では、数年前まで全米ライフル協会の会長だった人。
ドキュメンタリー映画 『ボウリング・フォー・コロンバイン』でもインタビューシーンがありましたね。
「私は己を守るために、絶対にコレは手放さない!」と
猟銃を高く掲げた姿が強烈に残ってます。
先日もアメリカでは19歳の少年による銃乱射事件があったばかり。
正義のヒーローであったベンハーの面影と重ねるのは酷でしょうか。

コメント

これこれ!私の初洋画は。(笑)
atsukoさんの説明はとてもわかりやすくていいですねえ。
母に「お前の映画館デビュー作品だ」と聞かされていただけで実際には見ていないに等しかったのですが、なかなかストーリーも深いものがあったんですね。
どうしてもあのレース?シーンしか浮かばなかったんですけど^^;

3時間半は長いけど、要チェックですね。

■babamaruさん
この3時間半の大作が初映画とはねぇ!
よくじっとしていられましたね~、いい子だったんですね~e-78

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。