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ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 

new cinema

89。監督ジュゼッペ・トルナトーレ。
人気作品ですが、今回初めて鑑賞しました。
完全オリジナル版は本編より50分くらい長いそうで、3時間もありました。
正直長かった~~~。2時間半くらいにまとめられたらよかったのにな。
劇場版を知らないので、どの部分が足されたところなのかわかりませんでした。
しかし観たあと調べてオリジナル版で観てよかったと思いました。

映画好きの少年と彼を見守ってくれた劇場の映写室のおじさんとのヒューマンドラマ。
おすぎさんが「チョコレートパフェの上にお砂糖をかけたような映画だ」と言ってたので、どんなにか甘くて泣かせる人情ものかと思ってたら、意外や意外、人生の甘さも辛さも深く見せてくれるヒューマンドラマでした。
主人公のトトを10歳の少年、20歳くらいの青年、そしてそれから30年たったトト(サルバトーレ)と3人の役者が演じます。10歳のトトのあどけなさ、ワル賢っさは本当に可愛いらしい。


第二次世界大戦後のイタリアのシチリア。なんの娯楽もなかった村人にとって映画館は唯一の娯楽。酒を飲みながら、タバコをふかしながら、ワイワイガヤガヤと、仲間や恋人、友だちと連れ立って映画を楽しむ村人たち。
ただし、村人に公開される前に、教会の神父さんが1人で映画を観て検閲をする(笑)ラブシーン、キスシーン、暴力シーンになると鐘を鳴らし、映写室のアルフレードに知らせ、アルフレードはそのシーンのフィルムをいちいちカットしてつなげなければならなかった。当然観客はキスシーンがカットされててがっかりして騒ぎ出す(笑)
実はこのエピソードがあとになって大きな感動に繋がるのですが・・・

はじめは仕事が嫌いだったけど、お客が喜んでる笑顔を見るのが生きがいになったという映写技師のアルフレード。そんなアルフレードが大好きで毎日映写室に通い映画にのめりこむトト。やがて彼はシチリアを出て、ローマで映画監督として大成するのですが、彼の原点はこのシチリアの映画館(シネマパラダイス)にあったのです。

トト(サルバトーレ)の映画にかける情熱を軸に、アルフレードとの友情、叶わなかった恋愛、そして女手一つでトトと妹を育ててくれた母との関係が丁寧に描かれてます。
30年ぶりに再会した母の、今になって知る母の愛には泣けました。そして劇場版でカットされたという昔の恋人とのエピソードはとてもほろ苦く、リアル。サルバトーレにとっては唯一の人生の悔恨の思い出。しかし、暗くてさもすると後ろ向きになりそうなお話が、素晴らしいエンディングで一気にあたたかい気持ちに包まれます。中年のサルバトーレを演じた役者さんの素晴らしさにもよるところ大です。

生きてきたすべてが人生なのだ。
やり直しもできないし、亡くなった人と二度と会うことはできないけど、生きてきたすべては愛すべきものだったのだと教えてくれる気がしました。
大きな感動作というより、観たあとしみじみとさせられる作品でした。

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