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「遠い太鼓」 村上春樹 

遠い太鼓

「ある日突然、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ」
40歳になろうかというときだった。
村上春樹が’86~’89に過ごしたヨーロッパでの3年間を綴ったエッセイ。
主にギリシャの島での生活がメインですが、イタリアでの生活にも触れてます。
南ヨーロッパの人たちののんびりした生活ぶり、そしてそこで過ごした日常が面白おかしく綴られてます。人間描写が細やかなのもそうだけど、行く先々で出会う犬猫の描写も楽しい。
慎ましやかなギリシャ人、いい加減で能天気なイタリア人。そのほか彼が旅で出会うヨーロッパの人たちの特徴を捉えたくだりも興味深い。やはり国民性ってあるものみたいですね。
ワイン好きとしましては、行く先々で著者が楽しむワインにゴクリ。そしてその土地ならではの料理。
こんな旅ができたら最高だな~と思わせるエッセイ。


時には大笑いしてみたり、小説家としての行き詰った心情を綴ってるところでは神妙になったり、つまらないことで夫婦喧嘩になってしまう場面ではニヤニヤしたり、すごく引き込まれる内容ではないけど、ついつい楽しくて読み終えてしまいました。
もし、ギリシャ旅行をすることがあったらオススメの1冊。
ギリシャの島で書き上げた小説が「ノルウェーの森」。
このエッセイを読んだあと、また小説を読み直してみるのもいいな~と思いました。

ただ、イタリアに興味があったものとしましては、いかにイタリア人がいい加減なヤツが多いかとか、ローマでの生活事情の酷さにちょっと幻滅してしまったのですが、なんだかんだ言いながら「ほんとに可笑しな国だ」となんとなく憎めない言い方をしてるのに救われました。
『いい人だったけど、顔が思い出せない』人ではなく、『けっこうあつかましくて、適当なヤツだったけど、今でも顔ははっきり覚えてる』というタイプの国。もう一度行ってみたいと。

あと、トスカーナ地方の素晴らしさ、とくにキャンティワインが美味しいとあったのが気になりました。そういえばイタリア語教室の先生もワインはキャンティが一番といつも言ってる(笑)ワインにあまりこだわりはないのですが、とっても飲んでみたくなり、今日出かけたついでにキャンティ・クラシコ買ってきました!自分用ワイン2千円は私にしては大奮発!どんな味かな?楽しみ~~~♪

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