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ヴェニスの商人 

venis

塩野七生さんの「海の都の物語~ヴェネチア共和国の1千年」を今読んでる途中です。
世界史に疎い私は、いつも以上に読むテンポが遅いのですが、それでもヴェネチアの歴史や文化に触れながら面白いエピソードも知ることができ楽しみながらゆっくり読んでます。その中にヴェニスの商人のことが詳しく説明されていて、彼らの商才や合理的な考え方に感心しつつ、そういえばアルパチーノの映画があったな~と思い出しました。


映画はとても面白かったです!
16世紀のヴェネチア。ヴェネチアにもユダヤ人迫害があったのですね。
昼間ユダヤ人が外へ出る時は、赤い帽子を強制的に被らせられたというのも初めて知りました。

役者が豪華、ベネチアのようすや当時の衣装・小道具も豪華、本当に見応えありました。
おおかたの話は知ってましたが、観終わってこんな話なんだ~とちょっとショックも。。。
高利貸しとはいえ、ユダヤ人のシャイロック(アル・パチーノ)が、これではあまりに可哀想ではないのと!

貸したときの交わした証書どおり返済が期限切れになったため、貸した相手から1ポンドの肉をもらおうとすると、1滴たりとも血を流してはならぬという裁判官の宣告。証書どおりにしないのなら、証書に記載されたことの不履行で財産没収。貸したお金は1文も返らず、財産は没収されるは、さらに改宗までしろとは・・・。それは「死ね!」と言われるのと同じ。
映画自体がユダヤ人迫害のような気がして、ちょっと納得いきませんでした。
でも、これはシェークスピアの原作どおりなんでしょうね~~。
きっと本の中では、よほど酷い高利貸しに描かれているのでしょう。

そもそも無一文のくせに、求婚するために親友から大金を借りるバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)もいい加減な男。親友のアントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)も貿易商なのに、全財産が海の上の船の中とはなんて無防備。まあ実際、当時はさすがにこんなマヌケな商人はいなかったと塩野さんも書かれてましたが。そうしないと小説になりませんものね。

3人の男優の演技は見応えありましたが、中もアルパチーノの存在感が素晴らしかったです。長台詞はまるで舞台をみてるようで。
あと目を引いたのは、ジョゼフが求婚した美しい相続人のポーシャ(リン・コリンズ)。彼女はラストの裁判のシーンで素晴らしい演技をみせてくれます。ドレス姿より男装の演技のほうがよかった!!ジョゼフ・ファインズ効果か、まるで「恋に落ちたシェークスピア」のグィネス・パウトロウのよう。
当時の女性の描かれ方として、こんなに気の強い女性もいたのかしら(笑)
裁判シーンのあとの指輪のくだりの皮肉交じりな展開には参りました。

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