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イル・ポスティーノ 

イル・ポスティーノ

イタリア映画。95年。好きなタイプの映画でした!もっと早く見ればよかった。
ナポリ近くの小さな島。そこへチリからイタリアに亡命してきた著名な詩人が滞在することになる。
世界中から送られてくる彼宛の郵便物を届けるためだけに、定職を持たないマリオは郵便配達員として働きだす。
やがて毎日詩人に郵便を届けるうちに、詩人とマリオの間に不思議な友情が芽生える。文字は読めるが学があるとはいえないマリオ。詩人の詩に興味をもったことから彼の人生が変っていく。南イタリアの美しい島を舞台に、国籍・年齢を超えた二人の友情とマリオの成長をユーモラスに描いた静かで温かい感動作。

マリオを演じたマッシモ・トロイージ。30才くらいの役でしょうか。赤ら顔であまり教養があるとはいえない風貌に、演技なのか素なのか、よくこんな役者さんがいるもんだと思いましたが、彼は有名なイタリアのコメディアンだそうで、それを聞いて納得してしまいました。飄々とした演技はコメディアンであるからこそできる演技なんだな~と。この映画で彼はアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされてます。(ちなみにこの年に大賞を受賞したのが「リービング・ラスベガス」のニコラス・ケイジ←余計なことをスンマセン)

無学な彼が詩人に出会って、詩の世界を知る。はじめは恋した女性に送るための詩作りに必死だったけど、やがて詩人に対して尊敬の念と感謝の気持ちを持ち始めるところではマリオの心の成長を見せてくれます。
そんな彼をずっと温かく見守る詩人パブロ・ネルーダを演じるフィリップ・ノワレの笑顔がステキ。とってもいい人なんです。普通ならこれほどの芸術家が一介の郵便配達人にかかわりはしないでしょう。多少空気の読めないマリオの屈託のない性格が詩人をそうさせたのかもしれませんが(笑)
「詩は説明するものではない。読む人が心で感じるものだ」などなど、いい台詞がたくさん。
チリへ帰国した詩人に、恩返しとしてマリオが自作の詩と自分の島の美しさを音に集めるシーンは感動的でした。音楽もよかった。
でも映画の感動はそのあとにやってくるのでした・・・

主演のトロイージはこの映画の脚本にもかかわっていたそうですが、心臓病をおしての撮影だったそうで、クランクアップの12時間後に亡くなってます。まさしく彼の渾身の遺作でしょう。



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