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『8mm』の中の「冷血」 

ニコラス・ケイジの『8mm』は、ある殺人フィルムを捜査する探偵が事件を探るうちに
自分もその恐ろしい世界に巻き込まれて、どんどん追い込まれていく怖い映画でした。

探偵トム・ウェルズ(ニック)が、怪しげなポルノショップで店員と話すシーンがあります。
その時の店員ホワキン・フェニックスが読んでいた小説が「冷血」。
客にバカにされるからと、本にわざとポルノのカバーをかけて。
トムに「何読んでるんだ」と聞かれて、カバーをはずしてみせる。
タイトルをみてニックが一言。
「カポーティ」。

今思うと、このワンシーンにも意味があったのだなあと思ったわけで。
「冷血」は、カポーティがある殺人事件をもとに書いたノンフィクション小説です。
しかし、彼もまた小説を書くために事件に深入りしすぎて自分を追い込んでしまったのです。
後に小説が書けなくなるほど。
しかも、カポーティの話は事実というのがすごい。
そこまで考えて、ふと思いました。
あのあとトム・ウェルズは職務に復帰したんだろうかと。

改めて『8mm』のあのシーンを思い出して、作り手の細かい演出に感心してしまいました。

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