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ワールド・トレード・センター 

wtc

初日初回行ってきました。けっこう人の入りが多かったのには驚きました。

9.11を扱った「ユナイテッド93」も観ましたが、恐怖で凍りついたあの映画に対してこの映画がどのように作られているのか、観るまでとっても不安でした。
そして観た感想は、なんて静かに淡々と作られた映画なんだろうということ。あの映画とは別物でした。

あの日、ワールド・トレード・センターに救出に向かって生き埋めになった二人の警察官にスポットを当てた物語です。政治的メッセージも他の犠牲者のエピソードもありません。ただ二人の警察官の極限の恐怖と、彼らの安否を気遣う家族、そして救出に出向く人々の様子を淡々と見せるだけ。
テロ事件というより、ある家族の物語といってもいいかもしれません。

あの日NYが地獄に化したその日、一方でこれほどの人々の愛が結集し、生きることを諦めなかった勇気ある男たちがいた。メッセージがあるとすればそれなんでしょうね。
NY港湾局警察官ジョン・マクローリン氏(ニコラス・ケイジ)と、ウィル・ヒメノ氏(マイケル・ペーニャ)の存在と協力なしにはできなかった作品でしょう。しかし、5年前あれほどの恐ろしい経験をした二人にとって、この再現映画は相当のエネルギーを要したに違いありません。彼らの陰にはたくさんの犠牲者もいるのですから。

まず、この二人ありき。
そしてオリバー・ストーン監督がいて、スタッフと役者が集まった。
だから出演者はこの映画製作の協力者にすぎないと思いました。だって、主役の二人はほとんど瓦礫の下でしたから。顔の表情と声だけの演技です。物語の展開としても、間あいだに元気だったころの家族との温かいエピソードが挟まりますが、大きなドラマはありません。でも、観終わったあと、静かな感動を得るのはすべてが事実だったという強さかもしれません。

~ニコラスファンとして~
この映画に出演が決まったと聞いたとき、とてもショックでした。まだ事件から日も浅く、あの悲劇を映画にすること自体どうなのよ、という気持ちがあったし、それに主役で出るって、こんな映画でヒーローは演じて欲しくないと思いました。
でも今日この映画をみて、映画がとても謙虚に作られていて、ニコラスは監督の作りたいものに共感し、その制作の一員に徹したんだなと思いました。ファンとしては物足りなさはあります。だって映画の8割くらいは瓦礫の下で汚れた顔しか出てませんから。でもそういう見方をする映画ではないことがよくわかりました。(それでも、監督に「ニコラスは目だけで演技できる俳優」と言わせてしまうところはさすがだなあと思いましたが。)ニコラスもマイケル・ペーニャもとても誠実に演じてます。
9.11を商業的に利用するなんてという声に対して、ニコラスは出演料もチャリティーに寄付し、映画宣伝のためのTVのトークショーも出るつもりはないとありました。監督も出演者も、あの日の二人の警察官の愛と勇気を知ってもらいたい、それに徹している姿勢が伝わってきました。

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