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『冷血』 トルーマン・カポーティ著 

冷血

内容(「BOOK」データベースより)
カンザス州の片田舎で起きた一家4人惨殺事件。被害者は皆ロープで縛られ、至近距離から散弾銃で射殺されていた。このあまりにも惨い犯行に、著者は5年余りの歳月を費やして綿密な取材を遂行。そして犯人2名が絞首刑に処せられるまでを見届けた。捜査の手法、犯罪者の心理、死刑制度の是非、そして取材者のモラル―。様々な物議をかもした、衝撃のノンフィクション・ノヴェル。


映画に先立って読みました。正直のところ後味よくなかったです。
とくにラスト近く、犯人たちの歪んだ社会観、人に対する偏見に、夕食前だったのですが食欲なくなり気分悪くなってしまいました。でも裏を返せば、ここまで読者に衝撃を与えるのは、この事件や犯人にどっぷり向き合ったカポーティの取材のなせる業なわけですよね。

1960年代に起きた事件ですが、犯人の幼い頃の家庭環境などによる精神分析、これはまさに現在頻発してる残忍で理不尽な殺人事件で取りざたされてる犯罪者の精神分析に当てはまり、まるで現在の事件を思わせるものがありました。

カポーティはこの本の執筆のあと、1冊も小説を書くことができなかったと言われてます。それはこの事件の一人の殺人者ペリーという男の中に自分を見たとも言われ興味深いところです。そのペリーという男は、温和な面と狂気を含んだ面を合わせもつとてもミステリアスな人物。この役を演じる俳優にも興味あります。
映画では、この小説を書くまでのカポーティと、そのことが彼の将来にどう大きく影響したかが語られているそう。とにもかくにもカポーティに姿形、雰囲気までそっくりに役作りしたフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が楽しみです。

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