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クラッシュ 

crush

今年のアカデミー賞で「ブロークバック・マウンテン」を抑えて作品賞に輝いた作品。

群像劇です。ロサンゼルスで起こった交通事故のシーンから始まり、その日と前日の2日間を描いてます。
しかし、よくぞここまで赤裸々なアメリカの実態を描いたものだと思いました。そこにある人種や階級の差別偏見、歯止めの利かない銃社会、暴力と権力が横行する警察内部などなど。これはアメリカだけに限らずどこにでも存在するものなのでしょうが、けっこうストレスのたまる内容に見てるのが辛くなることもありました。

しかし作者の意図するものは、人間はぶつかり合いながら相手を知り理解しあえるというもの。
背けたくなる内容のところどころに挟まれる”愛あるシーン”にドキリとします!
観ていて嫌悪感さえ抱く差別主義の警察官マット・ディロン。しかし、病気の父親を健気に看護する彼。また、交通事故現場の車から救出しようとする女性の顔を知ったときの観てるものの驚きと彼の行動!これも衝撃的で感動的でした。複雑な男を演じるマット・ディロンは上手かった~。

そして銃におびえる5歳の娘に秘密のマントの話を聞かせるヒスパニック系の父親。その娘が体をはって父親をかばおうとするシーンには胸が熱くなりました。

黒人のTVディレクターが、彼を襲った黒人の若者に言います。
「君は俺たちだけでなく、自分自身をも貶めている」と。
差別偏見は自分の意識の中にもある。
人間としての自尊心の大切さ、そして人間というものは多面的な生き物であるということを見せ付けられました。

登場人物が多く、オムニパス風にいくつかの話が平行して進むのですが、決して話が散漫にならずとても上手い構成になってます。音楽の演出も素晴らしく、見終えたあとじわ~~~と感動が押し寄せる作品でした。オスカー受賞も納得です!

(余談ですが、ヒスパニック系の父親役のマイケル・ペーニャは、「ワールド・トレード・センター」でニコラスと一緒にツインタワーから生還した警察官を演じます。)

コメント

マット・ディロンの演技良かったですねー

凄い作品だなぁって思いました。
いろんな形で差別や偏見を描き出していて、
自分の中の偏見に気づかされドキッとするシーンもありました。
心の痛い内容でしたが、希望もちゃんと示されていていい映画でしたね。

はじめはどうなることかと思いました

■Nakaさん

はじめ、これは「痛い映画だなあ~」と思いましたが、
ちゃんと救いがあって、暖かい目線で描かれていたので救われました。
マット・ディロンは私は「ランブルフィッシュ」「メリーは首ったけ」以来かな?(笑)
深い演技のできる人だな~と思いました。
でもどの役者さんも上手かったですね。
オスカー受賞時のみんなの喜びようが蘇りましたv-20

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