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ミリオンダラー・ベイビー 

重厚なドラマでした。
ウェイトレスをしながら生計を立ててるマギー(ヒラリー・スワンク)の夢はボクシングチャンピオンになること。ある日彼女は老トレーナー(イーストウッド)が経営するジムを訪れる。「私にボクシングを教えて!」。

女性には教えないと一度は断ったフランキーだったが、マギーの熱心さについに折れる。「質問するな。口ごたえするな。」「自分のことは自分で守れ」これが彼のルールだった。自己流でこれまでやってきたマギーはフランキーの指導の下、めきめき腕を上げていく。ついにヨーロッパチャンピオンと対戦するまでに。しかし、そこには誰にも予測できない事態が待ち受けていた…

無駄のないセリフ、無駄のない映像、全編緊張感に包まれて進んでいきます。前半のマギーのサクセスストーリーとボクシングの試合の迫力にはぐいぐい引き込まれました。とくにマギー演じるヒラリー・スワンクの体の中からみなぎってくる「ボクシングをやりたいんだ!」という情熱には胸打たれます!!まったくスタントを使わなかったという。3ヶ月で見事な体と技を身に着けたH・スワンク、ひたむきな表情には鬼気迫るものがありました。フランキーを説得できたのもうなずけます。
そして徐々に師弟関係から親子関係のような結びつきを持ち始める二人を、陰から見守るフランキーの親友スクラップ(モーガン・フリーマン)。物語は彼のモノローグで進んでいくのですが、その存在感は圧倒的なものがあります。
フランキーがマギーに付けたリング名は、この映画の最大のポイント。この名前の意味を知るシーンは感動でした(涙)

この映画の素晴らしさは役者三人の”あうんの呼吸”。主人公ではあるけど前面に出てこないイーストウッド、脇から二人を見守るフリーマン、そしてギラギラと何かを渇望するかのように熱く生きるスワンク。この三人が多くは語らず、しかも上手く絡み合って、重厚な空気を作り上げてます。
ただ、ストーリーはどちらかというと直球。しかも、人物の背景が少し説明不足なのが気になりました。とくにマギーとその家族との溝。フランキーの過去など。そのへんのそれぞれの父娘の関係がもっと掘り下げてもらえたら、もっと共感できた気がします。

しかし、直球勝負のストーリーではありましたが、観たあとに何かを問いかけてるのは、これまでのイーストウッド作品と同じかもしれません(許されざる者、ミスティックリバー)。マギーの生き方は?フランキーの生き方は?あなたならどうします?と、「はい、ジ・エンドです。ちゃんちゃん」とならないところが余韻を残します。

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