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ふたりの5つの分かれ路 

105

フランソワ・オゾン監督作品。
いきなり離婚手続きのシーンから始まる。
サインをしたあと二人が向かったのはホテル!?
意味のないセックスのあと、まだ未練ある夫は『やり直さないか』と妻に聞く。
その言葉に返事もせずドアを閉めて部屋を出る妻。
そこへ流れる”頬にかかる涙♪”(上手い!なんてお洒落~!)

「離婚」「ある日のディナー」「出産」「結婚」「出会い」と二人の5つのエピソードを、
時間を遡って見せていく面白い構成の映画です。

なぜ二人が離婚となったのか、なんの説明もありません。
ただその時の二人の会話や出来事が淡々と流れるだけ。
ひょっとしたらこれが小さなきっかけだったか、
この気持ちの行き違いが大きな溝になったのかと、観てるものは想像するのみ。
なのに、なのに、終わったあと深い感情に包まれるのはなぜでしょう。

男と女。
永遠に理解し合えなくて、だからこそ惹かれあって、だからこそ憎しみあって。
でも恋愛を繰り返す愚かで愛しい生き物たち。
な~んて、わかったようなこと言っちゃって(笑)

結末を知って、主人公たちがだんだん若い時に遡っていくのを観るのはなかなか面白いです。
何が一番すごいって、女性の表情。
人の顔ってこんなにも気持ちに支配されるものなのですね!
出会ったころの初々しさ、恋の予感を感じる恥じらい、結婚の喜び。
そんな表情から、結婚して母になって倦怠期になって、
ついには離婚に躊躇しない強い女になっていく。
その変貌を1時間半で見せ付けられて圧倒されました。女優さんの力量でしょう。

しかしやっぱり女は強し、男は繊細な生き物のようです。
恋の予感を感じさせる夕陽の海に立つ二人を見つめながら切なくなりました。
監督が描きたかったという
『ラブストーリーはいつもハッピー・エンドではなく、ラブストーリーはいつもハッピー・ビギニング』
…結末はわかっても温かい気持ちになるのはこの事実があるからでしょうか。
5つのエピソードに挟まれた60年代の切ない曲がステキでした♪

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