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マドリッド スパニッシュ・バスの男 ~バスに乗るか?バルで飲むか?~  

madoriddo

BSプレミアム8、ドラマティックバス。
パリ、ヴェネチアときて、第3夜はスペインのマドリッド。
最終回に相応しい、ドラマティックでロマンティックなお話でした。

3年間のマドリッド駐在の仕事を終え、
二日後に帰国することになった商社マン検太郎(萩原聖人)。
帰宅途中のバスの中で、隣に座ったスペイン女性があわてて降りるとき、
間違えて彼のバッグを持って行ってしまう。
気づいたのは帰宅してから・・
ああ、パスポートに2日後の搭乗券!!



マドリッドを往来する数多くのバス。
メインストリートだけでなく、路地を走る小型バスまであって、
市民にも旅行者にとってもとても便利な乗り物だ。

このシリーズは、市民目線で街を紹介してくれるところがとても新鮮。
路線のあちこちで紹介されるBAR(バル)。
イタリアだとバールというけど、スペインだとバルなんですね。
一人でも気軽にお酒も食事もできるのが嬉しいスポット。
食事もつまみ程度のものではなく、しっかりしたものがいただける。
イカのオリーブ焼き。
ポテト料理に、チキンのグリル。
確かにどれも美味しそうだった!

検太郎が何度も言う。
オレの胃袋はスペイン料理と相性がいい。
料理の相性は女の相性と似たものがある。

う~~ん、意味深な発言。。。



ジャズアレンジの音楽もステキだった♪

そして、合間に入るフラメンコダンス!!

ゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」
・・・映画があったな~と思い出す。
確か主演がペネロペ・クルスだったから敬遠したんだっけ(笑)
でも、今度見てみよう。

そしてスペイン女性がふと立ち寄ったお店で買った
ダ・ヴィンチ「受胎告知」の、額縁に入った二つ折りの小さな絵。
流れていた曲はジャズアレンジされたコルコバード♪
なんていい曲なんだ~~。

演出がとても凝ってて、雰囲気のある映像☆
物語も途中、あっと驚く仕掛けがあったりして・・・
ラストは幸せな余韻を残して終わる。

でも、あの人はどうなったの?そしてあの弟も・・・
それを考えたら、二人の幸せそうな姿にわずかに影を落としてしまう。。


ドラマを見ている間、自分もその街にたたずんでるような、
そんな気持ちになれるシリーズでした。
また、世界のいろんな街で続きをやってほしい♪

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ノウイング 

k 2

昨日2回目観てきました。
1回目観たとき、すぐ感想がでてこなくて。。
ニコラスの新作ということだけでなく、お話自体がとてもいろんな要素を含んでいて、
整理つかなかったんです。


ネタバレあり

**********

50年前に書かれた数列のみの手紙。
息子の小学校のタイムカプセルに納められたものだ。
その膨大な数字は、過去50年間に起きた災害・事故の日付と
亡くなった被害者の数の羅列だった!!
しかも、さらにこれから起きるかもしれない事故の未来の日付もあった。
大学の宇宙物理学の教授であるジョン(ニコラス)は、
なんとかそれを未然に防げないものかと、手を尽くそうとするのだが。。。
そして息子ケイレブに忍び寄る、不思議なささやきと不審な人物たち。

  この手紙を書いた少女は預言者だったのか。
  ジョンは事故を未然に防げるのか。
  息子ケイレブは、何者かに襲われようとしてるのか。
  そしてメッセージにある人類全滅は本当なのか。

物語は、見るものをグイグイと引き付けていきます。
どうなるの?なにがあったの?

予告編の惨事だけ見ると、パニック映画にも見えるのですが、
この映画はサスペンススリラーであり、パニック映画であり、SFでもあり、
そして人間ドラマでもありました。
あの予告編には問題ありだと思います。見せすぎ!

そしてこれまでのこのような映画では、必ずヒーローがすべてを救ってくれてました。
ところがこの映画は違います。
救われないけど、でも希望を持つ形で終わるという。

地球と人類の存在は、
人間の手の及ばない宇宙規模のメカニズムですでに計算されたものなのか(決定論)
それともすべての偶然の重なりでたまたま存在するものなのか(ランダム論)

k 1

ランダム理論を信じていたジョンは50年前のメッセージを見て愕然とする。
妻の事故はすでに予知されてた!!
ひょっとしたら、この世のすべてはすでに決まっているのかもしれない。
彼の心は動揺する。
しかも、今地球は太陽フレア(異常現象による巨大な熱光線)による危機にさらされている!
それがメッセージの最後の数字だったのだ。

やがてジョンは太陽フレアによって地球が全滅する事実を確信する。
そして息子が未来の地球再生の使者として選ばれたものであることを。
そう悟ったからこそ、息子ケイレブが未来からの使者と一緒に旅立つとき、
その別れを希望として受け入れることができたのでしょう。
未来が予測されてるのなら、きっと息子はその世界で生きていくことができる。

ただ、普通の親子と考えたとき、人類全滅の危機にさらされたら、
最後は一緒に・・と思うのが人情じゃないかなと1回目見たときは思いました。
私だったら怪しげな未来人に子どもは託せないと。
でも、ジョンは息子の命を絶対に守るという信念を持ってるとともに、
地球の生命も, 息子が使命をもってこの世に生まれたことも、
すべて決まってたということを受け入れられたからできたんだと、改めて思いました。


knowing

パパも一緒に宇宙船に乗れるものだと信じてるケイレブと
手をつないで乗り込もうとしたパパニコラス。
パパは乗れないと拒否されたときのニコラスは哀れだったな~~。
可哀想なシーンだったけど、
「ガーーン!!ボクはだめなんですか?」みたいな顔のニックが可笑しくて笑えた(^^;
ごめん!



母親を亡くした息子の心を気遣いながら奮闘する父と息子の普段の光景から、
一転してラストは地球滅亡と、その未来を想像させる展開。
スケールの大きさと親子の情愛を絡めた予想もつかない物語でした。
ラストシーンは、もっと想像の余地を残す形でもよかったのでは?と思いましたが。

ひたすら息子を守ろうと必死に奮闘するニコラスは彼らしい父親でした。
無力なのに巨大なものに立ち向かおうとする男。
かと思えば、息子の寂しそうな姿に心痛め、ついお酒に頼る弱い父親でもあるのです。
そっと覗いた息子のベッドルーム。
息子は母親の子守唄のビデオを静かに眺めてる・・・
それを見てハッとするジョン。
その時のニコラスの顔が印象的です。
いまさらながら、強さも弱さもリアリティを持って表現できる人だと思いました。

ケイレブ役のチャンドラー少年も二役の少女がまた素晴らしい。
子どもたちの表情が、言葉以上のものを語ってます。
ラスト、街のあちこちがカオス状態になったシーンで流れるベートーベンも素晴らしかった☆
細部にこだわった見ごたえのある映画でした。


   *****************

映画には関係ありませんが、ニコラスはとても手のきれいな人です。
指が長くて・・
今回も映画の中でしばしばうっとりしてしまいました


アマルフィ  女神の報酬 

a f
オールイタリアロケ。
日本映画としてはすごいスケールだと思います。
TVの2時間ドラマのような、全国名所めぐりのようなサスペンスドラマではなく、
あくまでイタリアは背景にしか過ぎないという贅沢さ!
それでも、ローマは見ごたえあるし、
南イタリアのアマルフィの海岸とその稜線に並ぶ家々の景色は美しかった☆

日本の外務大臣がローマ入りするということで、
急遽ローマ入りさせれられた外交官の黒田(織田)。
ところが彼は、観光でローマを訪れていた日本人親子の事件に偶然巻き込まれてしまう。
母子連れの娘が突然誘拐されてしまうのだ。
事件は思わぬ方向へ展開する。
身代金目的なのか、テロなのか?
イタリア警察とともに、少女の救出に奔走する黒田。

いや~~~、織田裕二がめちゃめちゃクールでかっこよかったです!!
女性を見たら口説くのが礼儀といわれるイタリア男性とは、真逆の存在だ
自然なイタリア語にも感心しちゃったし。
すごいな~~。頑張ったんだな~。

ローマの名所から名所を駆け巡るところは、まるで『天使と悪魔』のトム・ハンクスです。
思えば、ラングドン博士だって大学教授であって警察官ではないし、
インディ・ジョーンズだって考古学者であって国際警察ではないですよね。
一人の外交官が一つの手がかりから謎をとき、
巻き込まれながら事件解決に向かっていったっていいわけですよ。
かなりのキレ者ですけどね。
ラストでイタリア警察の幹部から
『外交官にしとくのはもったいない』なんて言葉をかけられてたけど(笑)
それって逆でしょう~。
実際、この映画、かな~り強引な部分はあるけれど、
サスペンスドラマとしても面白かったです。

なんかシリーズ化してもいい感じの終わり方でしたよ。
外交官ですからね~、世界中の国をまわることになるのでしょうね(^^
次はスペイン語に挑戦か!と友人と話しました。

難をいえば母親役の天海祐希はお母さんって感じじゃなかったな~。
この方、やっぱり舞台向きの女優さんですね。

昼食後にもかかわらず、一時も睡魔に襲われなかったのは、
わたしとしてはすごいこと(笑)
サラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」が、
劇場を出たあとも、頭の中でぐるぐる響いてました♪

皆既日食は見られなかったけど、映画もイタリアも満喫しました



ベネチア ヴァポレットの女 ~水上都市 迷宮のふたり~  

venezia
BSハイビジョン 「ドラマチックバス」。
ドラマと観光ガイドをドッキングさせた、面白いつくりの番組です。
3回シリーズの今回は二回目。
パリに続いて今回の舞台はベネチア。

 ベネチアはひとたび足を踏み入れたら、
 いっきに現実の世界から切り離されてしまう不思議な街だ。

ナレーションに、思わずウンウン。



サンタルチア駅に降り立った美しい日本人女性(戸田菜穂)。
彼女はバポレット(水上バス)や、水上タクシーを乗り継いでどこへ向かうのか。。
意味ありげなままドラマが始まります。
そしていきなり、彼女はタクシーに乗るとき、バッグを水に落としてしまうのです!
拾ってもらえないなんて、ぜったいにありえない展開だと思いましたが。
目的地の住所を書いたものもなくし、異郷の地で途方にくれてしまう。

バッグを拾い上げたのは、たまたまベネチアを訪れたイタリア人の大学教授。
バッグの中には美しい邦人女性の写真のあるパスポート、そして大事そうな手帳。
いつしか彼は彼女に淡い恋心を抱いてしまう。。。
警察に届ければいいものを、なんとか自分の手で本人に渡そうと
次の日から彼女を探し始める。。

と、かなりロマンティックな物語なのですが。。。

このドラマ、もっと膨らませてもらいたかったですね~~。

合間合間に入る、陽気なゴンドラの船長のベネチア事情、ゴンドラ稼業の実情、
そしてバポレット運転手暦20年という女性運転手による数々のエピソード。
これはこれとして楽しかったどけ・・・
バポレットの路線案内もかなり親切なんですけどね。



戸田菜穂がバッグを探してベネチアの街を巡ったり、
目的の建物を探しながら、通りかかった教会や建物を
彼女目線で映し出してくれるのはステキでした。
でも、細い路地を歩く彼女の向こう側に見える水のある風景☆
あれこそがベネチアだと思います。


venezia a

サンマルコ広場と海を挟んで臨むサンジョルジョ・マッジョーレ島。

たまたま水路から海をなぞるように映し出した映像に映った、
ホテル・メトロポールのタクシー乗り場。
訪れたところだったので、その時のことを思い出し、嬉しさも格別でした。

veneziaa




戸田菜穂さんのイタリア語なら聞き取れました

Un biglietto per venti quattr'ore, per favore.

Voglio scendere!!

Come si chiama questa chiesa?

何度も彼女が言ってた修道院は convento というのですね。

ドラマは意外な幕切れでした。
けっこう面白いオチだと思います。


venezia

ベネチアに行ったら、バポレットやタクシー、ゴンドラに乗って
あちこち自由に歩き回りたいですね♪
迷子になるのだって、楽しくなるような街です。
もし、もし、また行けたら、サンタルチア駅に行ってみたいな。
ファンダメンタル・ヌオーベのほうも。
そしてムラーノ島、ブラーノ島。
あと、リアルト橋の近くの市場とか。
行けなくても想像しただけでも楽しい♪(笑)

ディア・ドクター 

dear doctor

原作、脚本、監督 西川美和。
「ゆれる」の監督さんです。
すごい才能のある女性ですね~。
まだ30代なのに。

村人の半数以上が高齢者のさびれた村で、医師として働く伊野(鶴瓶)。
その暖かい人柄と医師としての腕から、村人から絶大な信頼を受ける医師だ。
ところがある日突然、畑に白衣を残し彼は疾走する。

ドラマはそこから始まる。
いったい伊野という男は何者だったのか。。。

2時間あまり、スクリーンの世界に引き込まれてしまいました。

年老いてこの世を去るとき、人は何を思うか。
家族の気持ちは?
そのとき医者はどうしてあげればいいのか・・
人を救うってどういうことなのか・・
いろんな思いが頭の中を巡ってしまいました。

”本当の自分の苦しみをわかってくれる人に傍にいてほしい”
それに尽きるのではと思いました。
それは高度な医療などではなく、もっと内面的なもの。

映画鑑賞のあとより、今こうして感想を書いているときのほうが、
あの伊野の人間味と心の葛藤が甦り、胸が熱くなります。

鶴瓶さんは伊野そのものでした。
いい加減で、面倒みがよくて、真面目で、そして、、、暖かくて。
上手い人なんですね~~。見直しました。
彼をこの役に!と白羽の矢を立てた監督の目も素晴らしいのか。
彼を支える看護婦の余貴美子、娘に病気を隠そうとする八千草薫、
二人の心理的な演技も見もの!!

「ゆれる」「蛇イチゴ」もそうでしたが、
人の心の善と悪の狭間にある真理をついてくる、グサリとくる映画でした。


*この日の回は日本語字幕付きだったんです。
実際に話してる台詞と字幕がまったく同じで、
つくづく台詞が短いんだな~と実感しました。
じっくり日本映画に浸った2時間でした。


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