スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ディパーテッド 

ディパーテッド

香港映画「インファナル・アフェア」のハリウッド版によるリメイク。
昨年のアカデミー作品賞受賞。

正直のところ、これが作品賞かという軽いショックも。
物語が面白いのはオリジナルどおり。
私はあの香港映画独特の暗さ、情念のある世界観、いわゆる香港ノワールが好きですね~。

まず納得いかなかったのはマフィアに潜入捜査させられるディカプリオについて。その生い立ちから同じ警察官からイジメともとれる差別を受ける様にはちょっと引いてしまいました。あれはないでしょう。そこがアメリカバージョンなのでしょうか。彼をいじめるマーク・ウォルバーグはあの役で助演男優賞とは驚きです。
ディカプリオと上司の間に、オリジナル版のトニー・レオンと上司のアンソニー・ウォンの信頼関係がもっと見られたらよかったのに。私はあの河野洋平氏似のウォン警部が好きだったんですよね~。

それでも潜入捜査官のディカプリオも、マフィアから警察のスパイになるマット・デイモンもさすがの演技。とくにディカプリオは、孤立して苦悩する様はお見事でした。年々眉間の皺が深くなりますね~。そして、エリート警察官でありながら、どこか成り上がり的で品のなさを醸し出すマット・デイモンもはまってました。
でも、一番凄かったのはマフィアのボスのジャック・ニコルソン!!
不気味で、気持ち悪かった~~~。
アクの強い顔がさらにアクが強くなって。
『恋愛小説家』のときのボサボサ頭は、ちょっとは可愛く見えたりしたけど、この映画でのボサボサ頭は、ただの汚いオヤジにしか見えなかった。


アカデミー賞で「日本映画のリメイク」と紹介されてました。
そのくらい、「インファナル・アフェア」はあまり知られてない映画だったのでしょう。
初めてこの映画を見たアメリカの人たちがなんて面白いんだ!!と思ったのも無理はないか。

スポンサーサイト

ヴェニスの商人 

venis

塩野七生さんの「海の都の物語~ヴェネチア共和国の1千年」を今読んでる途中です。
世界史に疎い私は、いつも以上に読むテンポが遅いのですが、それでもヴェネチアの歴史や文化に触れながら面白いエピソードも知ることができ楽しみながらゆっくり読んでます。その中にヴェニスの商人のことが詳しく説明されていて、彼らの商才や合理的な考え方に感心しつつ、そういえばアルパチーノの映画があったな~と思い出しました。


映画はとても面白かったです!
16世紀のヴェネチア。ヴェネチアにもユダヤ人迫害があったのですね。
昼間ユダヤ人が外へ出る時は、赤い帽子を強制的に被らせられたというのも初めて知りました。

役者が豪華、ベネチアのようすや当時の衣装・小道具も豪華、本当に見応えありました。
おおかたの話は知ってましたが、観終わってこんな話なんだ~とちょっとショックも。。。
高利貸しとはいえ、ユダヤ人のシャイロック(アル・パチーノ)が、これではあまりに可哀想ではないのと!

貸したときの交わした証書どおり返済が期限切れになったため、貸した相手から1ポンドの肉をもらおうとすると、1滴たりとも血を流してはならぬという裁判官の宣告。証書どおりにしないのなら、証書に記載されたことの不履行で財産没収。貸したお金は1文も返らず、財産は没収されるは、さらに改宗までしろとは・・・。それは「死ね!」と言われるのと同じ。
映画自体がユダヤ人迫害のような気がして、ちょっと納得いきませんでした。
でも、これはシェークスピアの原作どおりなんでしょうね~~。
きっと本の中では、よほど酷い高利貸しに描かれているのでしょう。

そもそも無一文のくせに、求婚するために親友から大金を借りるバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)もいい加減な男。親友のアントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)も貿易商なのに、全財産が海の上の船の中とはなんて無防備。まあ実際、当時はさすがにこんなマヌケな商人はいなかったと塩野さんも書かれてましたが。そうしないと小説になりませんものね。

3人の男優の演技は見応えありましたが、中もアルパチーノの存在感が素晴らしかったです。長台詞はまるで舞台をみてるようで。
あと目を引いたのは、ジョゼフが求婚した美しい相続人のポーシャ(リン・コリンズ)。彼女はラストの裁判のシーンで素晴らしい演技をみせてくれます。ドレス姿より男装の演技のほうがよかった!!ジョゼフ・ファインズ効果か、まるで「恋に落ちたシェークスピア」のグィネス・パウトロウのよう。
当時の女性の描かれ方として、こんなに気の強い女性もいたのかしら(笑)
裁判シーンのあとの指輪のくだりの皮肉交じりな展開には参りました。

べクシル 2077 日本鎖国 

ベクシル2

21世紀初頭、世界市場を独占し、最先端を極めた日本のロボット技術は
世界から危険視され、国際規制の対象となった。
これに猛反発した日本は2067年に国際連合を脱退、
遂にハイテクを駆使した完全なる鎖国を開始。
それから10年間、本当の日本を見た外国人は誰もいなかった。
2077年、米国特殊部隊“SWORD”のベクシルは日本に潜入するのだが…。
(映画サイトより)


アニメといえば、ディズニーか宮崎駿ものしか見てない私にはすごく新鮮でした!
お話も近未来もの。
ハイテクのロボットや70年後の日本が描かれる。
しかも、鎖国!?
ストーリー的にもかなり興味深い内容。
70年後の日本の実態はかなりショッキングだったけど。

日本映画なのに、主人公はアメリカ人の女性ベクシル?
改めて考えてみると面白いですね。
かなりハリウッド映画を意識してるのかもしれない(笑)
でもあくまで舞台は日本。
視点はベクシルだけど、描かれてるのは日本人そのもの。
なかなか奥深い内容だと思います。


とにかく映像の美しさと迫力にはたまげました!
日本のアニメもすごいな~というのが実感。
アクションシーンに流れるロックもかっこよくて、
スピーディーな緊迫のシーンはググッと見入ってしまいました。
難を言えば、人物の表情が硬かったことと、
人物の心理描写があまり細かく説明されてないことかな。
でも、姿形はかっこいい~!!

主人公のべクシル(声:黒木メイサ)もだけど、
マリアという女性(声:松雪泰子)が、最高にクール!!
なぜか女性が強い近未来(^^
谷原章介が声を担当したレオンという男も出番少なし。
日本のロボット企業「大和」のサイトウという男はなかなかかっこよかった。
エンドロールでみたら声は大塚明夫。なるほど~。

あとで知ったのですが、監督は『ピンポン』の曽利文彦氏。
映像がかなりリアルで、こういうのを3Dライブ・アニメーション映画というらしい。
この映画全世界129ヶ国で公開されるそうです。

ディス・イズ・ボサノヴァ 

bossanova

ボサノヴァがブラジルで生まれたのは1950年代。
今なお現役のボサノヴァの作曲家であるカルロス・リラとホベルト・メネスカルによって、
ボノサヴァ誕生の秘話、それにかかわったミュージシャンが紹介される。
音楽ドキュメンタリー映画です。

合間合間に流れるボサノヴァも素晴らしいけど、白髪まじりの二人がギターを抱えながら
話しの途中にさらりとあのボサノヴァのリズムをきざみスウィングするかっこよさ!心地よさ!!
あんな風にギターが弾けたら、スウィングできたらどんなに楽しいだろう

映画観ながら、ああ私は本当にボサノヴァが大好きだ~って思いました。
あの独特のリズム、哀愁のあるメロディ、優しいギターの音色

映画の中でも紹介されましたが、例えば「ロボ・ボボ」という曲があります。
そのメロディをホベルト・メネスカルが鼻歌で軽く歌うと、
まるで「みんなの歌」みたいな、どうってことない曲。
ところがそれをあのボサノヴァのタッチのギターと甘いスウィングで歌いだすと、
それはそれは素晴らしい深い色合いのある音楽に変るのです!!まるで魔法ですね
その歌詞がまた洒落てる。

 『ある日、悪い狼が水着で歩く赤ずきんちゃんを食べようとした。
  赤ずきんちゃんはおばあさんに言われてた。
  狼の誘いにのってはダメよと。
  しぶとい狼は赤ずきんちゃんに”愛”まで誓って見せた。
  でも、本当は狼は水着の赤ずきんちゃんには弱かった…

  今じゃ、おとなしい狼を赤ずきんちゃんが引き回してるとさ♪』

赤頭巾ちゃんもブラジル版だと水着なんだ~と笑ってしまいました。
ホベルト・メネスカルという人は人格者で、とってもユーモアのあるステキなおじいちゃんでした。

普段よく耳にするボサノヴァも、歌詞を字幕でじっくり読んでると、
なかなかロマンティックでかつ洒落ててユーモアがある。
楽天的で陽気な音楽。でもどこか哀愁があって。
ポルトガル語で歌われるボサノヴァ、どうしても曲調だけに耳がいってしまっていたけど、
歌詞もじっくり味わいたいと思いました。
「愛・微笑み・花」・・・ボサノヴァの詩の世界観を象徴する言葉だそう。

映画の中で流れた曲の入ったCDとパンフ、買ってしまいました



(渋谷Q・AXにて)

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 

h p

レッスン! 

lesson


ニューヨークのスラム街。社交ダンス教室を運営するダンス教師が地元の落ちこぼれの高校生に社交ダンスを教え、生徒たちの更生に一役買うという話。
「シャル・ウィ・ダンス」と「スクール・ウォーズ」を合わせたようなお話。
実話に基づいた物語だそうで、展開にあっと驚くようなものはないのですが、ヒップホップしか知らない高校生たちが目の前でタンゴを見せ付けられ、ダンスの魅力にはまっていく様子は楽しい♪

アントニオ・バンデラス、すごくよかったです~~!!
これまで私が観たバンデラスといえば、ちょっとクセがあってアクのある役柄ばかり。
でも、このダンス教室の先生のピエールは、とても誠実で優しい大人の男性。しかし、ひとたび踊りだせばセクシーオーラ出しまくりという、生徒もあっと驚く魅惑的な先生★
半信半疑だった女校長やダンスレッスンに抗議する父兄に対する言葉も、思わず共感するほどの説得力。カッコいいんですよ。こんないい人のバンデラスもいいですね~~~。スーツにコートをはおって自転車で通勤なんて普通過ぎてステキ(笑)
ただ、彼のダンスシーンが少なかったのがとても残念。。。
もっともっと見せてほしかったです。

なぜ、彼があそこまで居残り組みの高校生たちの更生に情熱をそそいだのか、彼の過去に何があったのか、高校生たちが基本的にワルじゃないよねなどと、突っ込みどころはいろいろあるのですが、ダンス映画ならではの爽快感はバッチリ味わえます♪
サルサ、ルンバ、ワルツ、タンゴ。まさに魅惑のダンスですね~~。
女性ダンサーの美しいダンスにも見とれてしまいました。エンドロールも楽しかった。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。