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山猫 

yamaneko
63年に公開された映画の、完全復元版。新宿テアトルシネマにて。
監督:ルキーノ・ヴィスコンティー
出演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ

映画を観たきっかけはバート・ランカスター。
この俳優さん、94年にすでに亡くなってますが、私が彼を知ったのは「フィールド・オブ・ドリームス」(89)。この映画は大大大好きな映画です。
そして、私が一番好きなキャラクターが、バート・ランカスター演じる、一度もバッターボックスに立つことのなかった幻の野球選手。素敵なおじ様です。スラリと背が高く、品があって優しくて。

映画は3時間9分。
イタリア、シチリア島に長く栄華を誇ったある貴族の衰退と、新しい力の交代を、貴族の長である公爵にスポットを当てて描いた作品。
当時の貴族社会の細部に至るまでの演出は、とにかく豪華絢爛!

初めて画面に出たサリーナ公爵は、意気揚々としてて、私の好きなB・ランカスターのイメージではなかったです。口ひげはいいとしても、もしゃもしゃしたもみ上げはまるでボス猿みたいで。

それが、だんだん、自分たちの時代も終わりだと悟ったあたりから、その表情が憂いに満ちていきます。しかし、彼はあくまで誇りと威厳をもち、かつ新しい時代を見据えた先見の目をもった、人間的に大きな人でした。

圧巻は後半の舞踏会。甥っ子(A・ドロン)の婚約者クラウディア・カルディナーレとのワルツは素晴らしかった!!カルディナーレノ、ウエストモ、スゴカッタ…
背筋がピンと伸びて、軽やかにリードする公爵。もう、うっとりでした~。
A・ドロンが嫉妬の目で見るのも無理はない(笑)ぜんぜん公爵様のほうが男っぷりからいったら1枚も2枚も上ですもの。

この時A・ドロンは28歳、B・ランカスターは50歳。
いえいえ、確かに美貌のA・ドロンのアップは息を呑むほどきれいでした。ただ、若さゆえ、その仕草が軽やかすぎて子供っぽい。声も高くしかも早口。
それに比べると、ただ立ってるだけで絵になるB・ランカスターのほうが断然魅力的。男の魅力は、包容力と余裕、かな?加えていうなら、背中の哀愁と美しい立ち姿☆
B・ランカスターは、その多くはアクション映画だったようですが、私が知る彼の映画は、哀愁漂う作品ばかり。大好きな「フィールド・オブ・ドリームス」が、彼の最後の作品だったというのも感慨深いものがあります。



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