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ラースと、その彼女 

「ラースと、その彼女」

2008年、最後の劇場映画でした。
渋谷シネクイントにて。

人との交わりが苦手な28歳の弟が、突然紹介するといって、
連れてきたガールフレンドはリアルドール!!
なんかよからぬ発想をめぐらせてしまいそうでしょうが、
実は実は、この映画、と~っても深くて考えさせられる映画でした。
淡々と物語りは進むのですが。
主人公のラースの生い立ち、彼の繊細な感受性、
そして自分で自分の壁を打ち破ろうとする姿に予想外に感動してしまいます。
彼をとりまく兄夫婦や街の人々にも。
主演のライアン・ゴスリングっていい俳優さんになったんですね~~。
お兄さん役の俳優さんもうまかった。

これはちょっと地味ながらもいい作品。



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マルセイユの決着(おとしまえ) 

m

主演・ダニエル・オートュイユ。
60年代のフランスのギャングを描いたフィルムノワール。
中年の孤高のギャングの渋い映画でございました。
オートュイユさんファンには渋くてかっこいい姿がたまらないかも~。
ギャングの女のモニカ・ベルッチの美しいこと☆
私は彼女のセクシーな唇に参ってしまいました~~。
とくに上唇(^^
東のアンジェリーナ、西のモニカですな!


K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝  

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

面白かったです!
ファンタジーとエンターテイメントが上手くかみあってて楽しめました。
アクションシーンも迫力あって、邦画としてはスケール大きいな~と思いました。
アクションは(プチ)スパイダーマンのよう。
そして、仕掛けはちょっとインディジョーンズぽいところも。


設定も面白いです。
1949年、そこは第二次世界大戦を回避した日本。
階級制度がそのまま存続している徹底した格差社会なのです。

上流階級の財宝を狙う怪人二十面相と、彼を追う明智探偵。
そしてサーカスのヒーローの青年が絡んで物語りは二転三転。

金城武とお嬢様の松たか子を中心としたユーモアのあるやりとりが楽しい♪
松たか子ははまり役でした!
女性がウェディングドレス姿で逃走するシーンって、
なんであんなに絵になるんでしょうね~~~♪♪♪
まるで宮崎アニメの主人公のように、
明るくて気丈な松たか子は魅力的でした。

彼女は白鳩のようだ。
自由に飛ばしてあげてほしい。

金城武の台詞にキュンとなりました。。。

そうそう、この映画でも白鳩が何度も出てきます(笑)
「レッドクリフ」とは違った、熱くてユーモアのある金城くんがいいですよー。


ハッピーフライト 

hf

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の監督作品とあって、
けっこう笑わせてくれるものと思ってましたが、ちょっと違った。
もちろんお決まりの笑いをとるシーンはあるのですが、
全編、ホノルル往きの飛行機内と地上のスタッフとの緊張感漂う物語で、
スリル満点の映画だったのでした!!

飛行機一機飛ぶのに、どれだけの人が動き
どれだけの苦労があるのかを見せ付けられました。
そして映画とはいえ、トラブル続出の展開には、
ちょっと飛行機に乗るのが怖くなったというか・・・
ひょっとしたらそういう方もいるかもな~と思ったわけで。
まあ、かなり大げさには描かれてるとは思いますが。

グランドホステス、整備士、パイロット、キャビンアテンダント、管制官、気象予報士、
バードパトロール・・・とにかく、空港で働く人々の舞台裏が緻密に描かれてます。
プロとはこういうものか!と見せ付けられるところも。
緊張感をほぐす脇役たちも、ほのぼのといいあんばいのエッセンス☆
岸部一徳、田畑智子がとくに◎
映画の進行役的な、ドジで間抜けなキャビンアテンダントの綾瀬はるかはまあお決まりの役。
新米の副操縦士の田辺誠一が頑張りましたね~~!!!
演技も操縦も!(笑)

映画終わってシートから立ち上がったときは、
まるで飛行機から降りるような感覚に陥りました。
ああ、無事に家に帰れるって。
予想外に体感映画でした~~~。

いろんな尊敬するお仕事はいっぱいあるけど、
パイロットってやっぱりすごいと思いました

容疑者Xの献身 

yougisya

ちょっとネタばれしてます。

原作は東野圭吾の小説。
だいぶ前に本を読んで、映画化は正直興味ありませんでした。
以前に「変身」見て、がっかりしたから・・・
それにTVドラマの延長線のような俳優さんや宣伝に、
ちょっと違うじゃない?って勝手に思ってたので。

しかし、堤真一がすばらしいのうわさについ見たくなり行ってきました。
あの役が堤真一なのか~、いい男過ぎないかと案じてましたが、なんのなんの!!
天才と言われるほどの数学の才能を持った、
地味でパッとしない高校教師の石神を見事に演じてました。
彼の悲しみ、喜びが堤さんの演技ですごくリアルに伝わってきました。
怖いくらいでした・・・

湯川(福山)と二人で雪山に上ったシーンがよかった~~。
吹雪の中、やっとたどり着いた頂上で叫ぶんですよ。
「きれいだ~!!」
「きれいだと感じる自分が嬉しい!!」って。
確かこんな台詞でした。
それは、普段感情を出さない彼にとって、すごくすごく新鮮なシーンでした。
あれも意味のあるシーンだったんですよね。。。


本を読んだとき、これが直木賞なの?もっと面白い本があったのにって思いました。
生意気いってすみません。
でも東野ファンの友人に言わせれば、これまでの東野さんの業績をたたえて、
この小説に賞を与えたってことみたいよ。とのことでしたが。
なので、映画がこれほどよく出来てて嬉しい誤算です。

石神の生き方はいいとは言いがたいけど、
命をかけて愛する人がいるというのは、どれだけ彼には幸せだったか。
サスペンスとしても、人間ドラマとしても面白かったです。
堤真一の功績大です!!



レッドクリフ PartⅠ 

redcrif


ほとんど三国志の予備知識なしでしたが、面白かった~~~ !!
きっとかなりエンターテイメントな作りになってると思うのですが、
映画を楽しむという意味では大満足です。
ものすごいスケールの映画です!!

1800年前の中国。
男たちの熱き闘い。
ジョン・ウーのこだわり、情熱が伝わってきました !
役者のアップのシーンは美しく、
闘いの流れるようなアクションも迫力もさることながら、あくまでも美しい。
ところどころ「フェイス/オフ」がダブルところも

諸葛孔明の金城くんのかっこいいこと!!
知的で温かみがあってユーモアもある。
とても魅力的でした。
redcrif


そして私が一番目をひいたのは、趙雲という腕のある武将.。
オープニングに繰り広げられる彼のアクションは手に汗にぎりました。
将軍の赤ん坊を救い、体にくくりつけて戦う姿のかっこいいこと!!
彼の二刀流も美しい。
役者さんも(フー・ジュン)ステキでした★

それぞれの将軍、武将、軍師のキャラクターをほのめかすエピソードの入れ方もよかった。
孔明(金城)と周瑜(トニー・レオン)の琴の掛け合いのシーンも圧巻。
その音色はジャズともロックとも聴こえる心と腹に響くものでした・・・♪

難をいえば、女性の登場するシーンがちょっとな~~。
夫婦なのになぜにあんなに媚びるようなまなざしをする?
この映画には濡れ場は不要に思うのですが。

それにしても続編が楽しみに思える作品はひさびさ。
来年4月とか。
待ちきれないな~。


ブーリン家の姉妹 

bu-rin

16世紀、イングランド。
どちらもヘンリー8世の愛人となりながら、
まったく違う人生を歩むことになる二人の姉妹の壮絶な人生。
歴史物というより、大掛かりなスキャンダラスなメロドラマとでもいいましょうか。
今年はエリザベス1世の「ゴールデンエイジ」を見たばかり。
彼女の母親アン・ブーリンの人生は、こうも壮絶なものだったのかとただただ驚くばかりです。
そしてアンの陰には、これほどに性格の違う妹がいたのかと。

ヘンリー8世は何人もの妻を得た人だそう。
彼は相当有能な人物だったらしいが、
映画を見る限り、その愛欲の節操のなさに唖然としてしまった。
まあ世継ぎを残さなければならない使命感というものもあるのでしょうが。
これを演じたエリック・バナはちょっと似合わない感じが・・・

名誉より愛に生きた妹メアリー。
名誉も権力も得たかった姉アン。
対照的なふたりの姉妹を演じるスカーレット・ヨハンソンとナタリー・ポートマンは素晴らしかった!!

スカーレットは映画によってキャラクターが変わる人。
控えめで情の厚い女性を優しい素顔で演じてました。
なんの役を演じてもその女性にはまる人です。

そして、プライドが高く、王妃の地位にこだわるアンを演じるナタリー・ポートマン。
まるで役が乗り移ったような表情には何度も息をのみました。
出産直後のシーン。
あれほど願ったのに男の子ではなかった・・・
生まれたわが子の愛おしさと、男の子を産めなかった悔しさが交錯する、
ポートマンの複雑な泣き顔にやられました。すごい!!

アン(N・ポートマン)がだんだん正気を失っていく演技に、
思わずスカーレットが泣いてしまったほどと、監督のコメントにありました。
どちらも本当にのめりこんでたんですね~~。


前妻と離婚させるために、結果的にヘンリー8世をローマの教皇と絶縁させてしまうアン。
しかし、彼女の娘のエリザベス1世の台頭によって、カトリックとプロテスタントの共存、そして長きに渡るイングランドの平和が訪れるわけで、皮肉なものを感じるのと、この母娘は国を大きく動かした人なんだなと感慨深いものがあります。

ann
アン・ブーリン

mary
メアリー・ブーリン



私がクマにキレた理由(わけ) 

わたしがクマに
スカーレット・ヨハンソン、ローラ・リニー 、ポール・ジアマッティ

優秀な成績で大学を出るも就職に失敗したアニー。
名前のアニーをナニー(子守)と聞き違えられたことがことから、
ニューヨークの超セレブな家庭の男の子のベビーシッターとなる。
まあ、映画はアッパークラスの家庭のナニーを経験したことで、
自分自身を見つめなおすけっきかを掴むアニーの成長物語。
ストーリー自体にはとくべつ目新しいものはないです。
う~ん、男性にはちょっと退屈な映画かもしれませんね~。

私はこの映画はスカーレットとローラ・リニーが目当てでした
期待通りこの二人、サックリした映画を味のあるいい演技でみせてくれました♪

等身大の女性を演じるスカーレットは、とっても生き生きしてます♪
「タロットカード殺人事件」の延長線のスカーレットですね。
ぽっちゃりスカーレットと言われるけど、よくみるとぜんぜん太ってないんですよね。
あるとこはある、ないとこはないのメリハリのあるボディ。こういうの好き(笑)
面白かったのは、アメリカの女子大生も就職活動は地味なグレーのスーツにペタンコの靴なんです。
子どもに振り回され、その母親の行動に唖然としながら奮闘するアニー。
でも、めげずに頑張るアニーはとってもチャーミングでした。

一方セレブな奥様ミセスXのローラ・リニー。
風格があり気品があって美しい。
この女優さん、こんなにきれいな人なんだってあらためて思いました。
ちょっとキツイ感じはあるけれど。
ミセスXの極端と言える奥様ぶり母ぶりがあってのアニーの怒り、
自分探しが浮き彫りになるわけですよー。
結局、一番不幸なのは子どもでもなくミセスXなわけで・・・

メリー・ポピンズのエッセンスがちりばめられてるところはちょっとファンタジー♪

私はアニーを女手ひとつで育てた看護婦さんのお母さんがとっても素敵だと思いました。
娘と適度な距離をとり、言うことは言う、突き放すとこは放す。
そしてピンチのときは助ける。
あんなお母さんの娘ならアニーはきっと素敵な大人になるだろうなと思いました。



私も19歳の学生時代、ベビーシッターのアルバイトを半年経験ました。
おむつが取れたばかりの2歳の男の子。可愛い子でした♪
よくお漏らしして・・・あれには参った。
坊やのママも優しい方で。

しかし今思うとよく20歳そこそこの女の子に任せたな~と思います。
自分が親になって、ぞぞっとしてしまいましたよ(笑)
私も何も知らないからできたんでしょうねーー。
もし怪我や事故があったらどうしただろう。
よく自転車に乗せて公園行ったりしたから。
まあ、あの子も今はきっと30代?!
ひゃ~~~ですね

P.S.アイラヴユー  

ps : i love you
突然夫が亡くなった。
傷心の妻のもとに、次々届けられる夫からのラブレター。。。なぜ?
その手紙に戸惑いながらも、手紙に励まされ妻は少しずつ希望を見出だしていく。

簡単に言ってしまえばそれだけの映画だけど、
役者と、自分亡き後の妻を気遣う夫の想いに、わたしはやられました~~~。
アイルランドの風景も素晴らしかった!
自分でも驚いたけど、何度か涙が流れました。


映画はイヌも食わぬ夫婦喧嘩から始まります。
はっきり言ってバカバカしい喧嘩ですよ。
それも妻のホリー(ヒラリー・スワンク)の言い分が、女からみても支離滅裂。
やってらんね~~と思う夫(ジェラルド・バトラー)に同情します。
でも、このふたりとっても愛し合ってるんです。

この一見くだらなそうなオープニングが、
この映画の前提なんだなと思いました。
「ビッチで手に負えないホリー、彼女の夫はオレじゃないと務まんない」
その夫の気持ちがわかってるから、この亡き夫からのラブレターが、
未熟もののホリーの心に響くのではと思いました。

ヒラリー・スワンクといえば、「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオンダラー・ベイビー」といった、
強烈な個性をもった主人公ばかり。
そんな彼女が、ジェラルド・バトラーに心底惚れられる
可愛い妻なんて演じられるんだろうかと思いました。

ところが可愛かったんですよーー。
けっして美人じゃないですけど。
気は強いけど、泣いたり、はにかんだり、困惑したり、お茶目だったり・・・とにかく表情豊か!!
クラブで夫に挑発されてセクシーに歌いだすところなんかすごく魅力的☆
こんなヒラリー・スワンクははじめてです。
役者なんですね~~~。すごい!!

アイリッシュの設定のジェラルド・バトラーも包容力のある夫を惜しみなくみせてくれます。
ファンにはたまらないかも~~~。
う~~ん、私はたまに見せる彼の目線がいいなーーと思いました(笑)
彼がアイルランドのクラブの歌手だったという設定も楽しかった。
合間合間に聞かせるアイリッシュのカントリーソングも心地よかったです。

「アイルランドの男はみんな歌うの?」
「セクシーな男だけさ」
だって(笑)

ホリーの女友達ふたりもサイコー♪
3人の会話には何度も爆笑。
友達ってありがたい。
友達の一人はジーナ・ガーション!
私は「フェイス/オフ」以来。
さすが普通の女性を演じててもそこはかとなくにじみ出るセクシーさ。
でもなんか顔が違って見えたけど。(整形した?)

ホリーのママにキャシー・ベイツ。
このママがまたいいエッセンスで。

自分のことでいっぱいいっぱいだったホリーが、
ラストでママの素顔に気付いて優しくなるところは、
彼女の人としての成長を感じて嬉しくなる。

こんなにみんなに愛されてるホリーは幸せものだと思いました。
映画終わったあとも思い出して鼻の奥がつんとなった。

僕らのミライへ逆回転 

bokuranomirai
街の小さなビデオやさんのお話♪

強烈な電磁波を浴びたジャック・ブラックのせいで、
お店のビデオの中身が全部消えてしまう!!
店番を任されてたモス・デフとジャック・ブラックは、
そんならリメイクと称して新しい映画を作っちゃえーとがんばる。
「ゴースタバスターズ」に「ラッシュアワー2」。
「未知への遭遇」「メン・イン・ブラック」・・・

これが安上がりだけどよく作られた小道具や演出が楽しい楽しい。
遠近法にズームのカメラの使い方♪
ノリのいいジャックと、マジメそうだけどおバカそうなモス・デフのキャラがまたいい。
学芸会レベルではあるけど、とにかく可笑しくて笑える!
私もそれらの映画を全部見てるわけじゃないけど、写真だけは見たことがあるので、
そうそうそんな感じだった☆と可笑しくなる。
劇場は3割くらいの入りだったけど、けっこうみんな声出して笑ってました。

ジャック・ブラックはそこにいるだけで面白い人。
なので行き過ぎたドタバタされると、かえって引いてしまうのだけど、
今回はそれもなく安心しました(笑)
ヘロヘロになって歩くとこなんか、コロコロした野良犬みたいで歩いてるだけで可笑しい。

この手作りリメイクビデオはまたたくまに街の大評判になるのだったが。。。
後半の後半から映画のテイストはちょいと変わる。
そして心がほっこりさせらるラスト。
みーんないい顔してるんだな~、これが。
ジャックも♪(ウルッときた)

こじんまりした映画だけど、映画が好きな人には琴線に触れる物語なのでは。

リメイク作成中が多少バタバタしたけど、
それにしても完成したその映画、まとめて見せてほしかったです。

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